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早期退職の現実

早期退職のお金の話。退職金、貯金、生活費の現実

早期退職時の経済的な現実を具体的に解説。退職金の計算方法、必要な貯金額、生活費の

📅 2025-09-25✍ のがちゃん⏱ 約10分
早期退職のお金の話。退職金、貯金、生活費の現実

お金の不安は誰にでもある

早期退職を考えるとき、最大の不安は「お金」ではないでしょうか。私もそうでした。「退職金はいくらもらえるのか」「貯金はどれくらい必要なのか」「生活費はどうするのか」。そんな疑問が頭をぐるぐると回っていました。

この記事では、私の実体験をもとに、早期退職のお金の現実についてお話しします。具体的な数字も交えながら、経済面での準備について考えていきましょう。

退職金の現実

退職金の計算方法

退職金の額は、勤続年数、役職、会社の制度によって大きく異なります。一般的には、「基本給 × 勤続年数 × 係数」という計算式で算出されます。

私の場合、勤続15年で、退職金は約800万円でした。これは、自己都合退職の場合の金額です。会社都合退職や定年退職の場合は、係数が高くなるため、金額も増えます。

退職理由 係数の目安 15年勤続の例(基本給30万円)
自己都合退職 1.5〜2.0 675〜900万円
会社都合退職 2.0〜2.5 900〜1,125万円
定年退職 2.5〜3.0 1,125〜1,350万円

※あくまで目安です。会社の制度によって大きく異なります。

退職金にかかる税金

退職金には税金がかかります。ただし、退職所得控除という制度があるため、一般的な給与所得よりも税負担は軽くなります。

退職所得控除額の計算式は、勤続年数によって異なります。

私の場合、勤続15年なので、退職所得控除額は600万円(40万円 × 15年)でした。退職金800万円から控除額600万円を引いた200万円の半分、つまり100万円が課税対象となりました。

退職金だけでは足りない現実

退職金は、確かにまとまった金額です。でも、それだけで老後まで安心というわけではありません。

私の場合、住宅ローンの残債が500万円ありました。退職金の一部をローン返済に充てたため、手元に残ったのは約300万円でした。これに貯金を合わせても、決して余裕のある金額ではありませんでした。

必要な貯金額

生活費の見直しから始める

早期退職を考えるなら、まずは毎月の生活費を把握することが大切です。私は、退職を決める前に、3ヶ月間、家計簿をつけて支出を洗い出しました。

その結果、意外と無駄な支出が多いことに気づきました。使っていないサブスクリプション、外食費、衝動買いなど。これらを削減することで、月々の生活費を約5万円減らすことができました。

項目 削減前 削減後 削減額
住居費(ローン) 10万円 10万円 0円
食費 8万円 6万円 2万円
光熱費 2万円 1.5万円 0.5万円
通信費 2万円 1万円 1万円
娯楽費 5万円 3万円 2万円
その他 3万円 2.5万円 0.5万円
合計 30万円 24万円 6万円

最低限必要な貯金額

一般的に、早期退職後の生活費として、最低でも1年分の貯金が必要だと言われています。私の場合、月々の生活費が24万円なので、1年分で約300万円です。

ただし、これはあくまで最低限の金額です。転職活動が長引いたり、予期せぬ出費があったりすることを考えると、できれば2年分、つまり約600万円の貯金があると安心です。

私は、退職金と貯金を合わせて約500万円を確保しました。完璧な金額ではありませんでしたが、「最悪の場合でも1年半は生活できる」という見通しが立ったことで、決断する勇気が湧きました。

退職後の収入源

失業保険の活用

自己都合退職の場合、失業保険(雇用保険の基本手当)を受け取ることができます。ただし、給付制限期間があり、退職後すぐには受け取れません。

私の場合、退職後3ヶ月の給付制限期間を経て、失業保険を受け取り始めました。給付額は、退職前の給与の約50〜80%で、私の場合は月々約15万円でした。給付期間は、勤続年数や年齢によって異なりますが、私は90日間受け取ることができました。

勤続年数 給付日数(自己都合退職)
1年未満 なし
1年以上10年未満 90日
10年以上20年未満 120日
20年以上 150日

副業・フリーランスという選択肢

退職後、すぐに正社員として再就職する必要はありません。副業やフリーランスとして働くという選択肢もあります。

私は、退職後、以前から興味があったライティングの仕事を始めました。最初は月々数万円程度でしたが、徐々に仕事が増え、半年後には月々10万円程度の収入を得られるようになりました。

正社員ほどの収入ではありませんが、失業保険と合わせることで、生活費を賄うことができました。そして何より、自分のペースで働けることが、心の余裕につながりました。

パートナーの収入

もしパートナーがいるなら、その収入も重要な要素です。私の場合、パートナーが働いていたため、生活費の一部を支えてもらうことができました。

ただし、パートナーに全面的に頼るのではなく、自分でも収入を得る努力をすることが大切です。経済的な自立は、精神的な自立にもつながります。

生活費を抑える工夫

固定費の見直し

生活費を抑えるには、まず固定費の見直しが効果的です。住居費、通信費、保険料など、毎月必ず出ていく費用を削減することで、長期的な節約につながります。

私は、スマートフォンの契約を大手キャリアから格安SIMに変更しました。それだけで、月々約5,000円の節約になりました。また、不要な保険を解約し、必要最低限の保障に絞ることで、保険料も月々約1万円削減できました。

変動費の管理

食費や娯楽費などの変動費も、意識的に管理することが大切です。私は、外食を減らし、自炊を増やしました。また、娯楽費も、お金をかけずに楽しめる方法を探しました。

図書館で本を借りる、公園を散歩する、無料のオンラインコンテンツを楽しむ。こうした小さな工夫が、生活の質を下げずに節約につながりました。

「お金をかけないこと」を楽しむ

節約というと、我慢や苦労のイメージがありますが、私は「お金をかけないこと」を楽しむようにしました。

例えば、自炊を「料理の腕を磨く機会」と捉えたり、図書館通いを「新しい本との出会い」と楽しんだり。そうすることで、節約がストレスではなく、新しい発見の機会になりました。

お金の不安との向き合い方

完璧な計画は必要ない

早期退職を考えるとき、「完璧な経済計画」を立てようとする人がいます。でも、完璧な計画など、存在しません。

私も、退職前は何度も計算し、シミュレーションを繰り返しました。でも、実際に退職してみると、予想外のことがたくさん起こりました。計画通りにいかないことも多かったです。

大切なのは、「最悪の場合でも何とかなる」という見通しを持つことです。完璧でなくても、ある程度の準備ができていれば、あとは柔軟に対応していけます。

お金よりも大切なもの

お金は確かに大切です。でも、お金よりも大切なものがあることも、忘れないでください。

私は、退職によって収入は減りましたが、心の平穏と健康を取り戻しました。家族との時間も増えました。それらは、お金では買えない価値です。

「お金のために健康を犠牲にする」のか、「健康のためにお金を犠牲にする」のか。その選択は、人それぞれです。でも、私は後者を選んで、後悔していません。

まとめ:お金の準備は大切、でも完璧でなくてもいい

早期退職のお金の話は、確かに重要です。退職金の額、必要な貯金、生活費の見直し。これらをしっかり考えることは、安心して退職するために必要です。

でも、完璧な計画を立てることに囚われすぎないでください。ある程度の準備ができていれば、あとは柔軟に対応していけます。

お金は大切ですが、それ以上に大切なのは、あなたの健康と幸せです。そのバランスを考えながら、自分にとって最善の選択をしてください。

もし経済面での不安が大きいなら、転職エージェントやファイナンシャルプランナーに相談するのも一つの方法です。専門家の客観的なアドバイスが、あなたの決断を後押ししてくれるかもしれません。

あなたの人生は、あなたが決めるものです。お金の不安に縛られすぎず、自分らしい選択をしてください。

✍ のがちゃん逃げるは恥だが人生変わる・筆者。早期退職を経験した30代。「立ち止まってもいい」を等身大で綴ります。

つらい時は無理をしないで。制度・数値は公的機関の公表情報を確認して書いています。