にげはじFXNIGEHAJI — 脱サラと自由のリアル

自動売買が止まる条件を、先に読んだ|再発注はされないと書いてある

※本記事には広告(PR)を含みます。

窓辺でサービスの説明書きを読み込み、自動売買が止まる条件を確かめる水彩イラスト

以前、自動売買を眺めるだけの口座で試して、自動なのに目を離せなかった、という手記を書きました。あれは私の心理の話でした。今回は、その続きで仕組みの側を読んでいます。別のサービスの説明書きを最後まで降りていったら、自動売買が止まる条件が、仕様としてはっきり書いてありました。

止まるかもしれない、ではありません。この場合はこう止まる、そして再発注は行われない、と明記されている。放置していると、動いていないことに気づけない。私が体験として感じていた不安に、公式の文章が理屈を与えてくれた形でした。

この記事でわかること フジトミ証券のシストレセレクト365が投資助言サービスであること/自動売買が稼働停止になる2つの条件と、再発注されないという記載/費用の書かれ方(売買手数料0円・サービス利用料金は初回のみ税込990円・取引所側の手数料は別)/止まったことに気づくための点検のしかた/複数稼働で両建てになる場合/クーリング・オフの範囲。数字や結果を保証するものではありません。

前の手記は心理の話、今回は仕様の話

私が自動売買は「眺める口座」で試したで書いたのは、任せたはずなのに気になって画面を開いてしまう、という自分の弱さでした。あのときの結論は、自動でも任せきりにはできない。ただ、なぜそう感じたのかを言葉で説明できてはいませんでした。

その言葉を、別のサービスの重要事項が持っていました。読んでいて背筋が伸びたのは、動かない可能性が、あいまいな注意喚起ではなく条件として書かれていたからです。感覚で「怖い」と思っていたことに、条件文が当たった。この記事は、その読書メモに近いものになります。

そもそも、これは店頭のFXではなく取引所のくりっく365を土台にした投資助言サービスだった

最初に前提を外すと全部ずれるので、ここから書きます。フジトミ証券のシストレセレクト365は、公式の説明によれば「東京金融取引所に上場するくりっく365を対象とした投資助言サービス」です。私が普段触っている店頭のFXとは、土台が違います。

そして自動売買のほうは、このサービスの付随機能という位置づけです。公式にはこうあります。付随機能の「自動売買管理サービス」と、顧客がフジトミ証券に開設するくりっく365口座を利用して自動売買をおこなわせることが可能、と。助言が本体で、発注はその付随。順番が逆ではありません。

ストラテジーはキャラクターを選ぶ形式で、複数を同時に動かせます。会社の登録は関東財務局長(金商)第1614号。取扱いは流動性が多い4通貨ペアに絞られています。米ドル/円とユーロ/円、それに英ポンド/円と豪ドル/円。公式のコメントでは、英ポンド/円は価格変動が大きい分だけ高度なリスク管理が求められる通貨ペアとされています。豪ドル/円のほうは、石炭・原油・天然ガスなどの資源価格や中国経済の動向に左右されることが多い、という説明でした。

「稼働停止となり、再発注は行われません」

本題です。重要事項には、自動売買が止まる場面が2件、条件として書かれています。

1つめは、注文がエラーになったとき。取引所を含むシステム間の回線が切断した場合や、取引所において価格配信が停止した場合等、発注された注文がエラーとなり約定しない可能性がある、とあります。そしてその場合、稼働していたストラテジーは稼働停止となり、再発注は行われません。自動で再挑戦してはくれない、という明記です。

2つめは、自分で決済したとき。稼働中のストラテジーが建玉を保有している間に、手動やロスカットなど、そのストラテジーの売買サイン以外による決済注文が発注された場合、当該ストラテジーは稼働停止になります。良かれと思って自分で手を出すと、そこで自動側が降りる。この設計は理屈が通っていますが、知らずに触ったら、以後ずっと止まったままになります。

どちらも、画面を見にいかなければ気づけません。含み損が膨らむのは目立ちます。けれど、何も起きていない状態は目立たない。動いていないことは、静かなんです。私が前の手記で「放置しない」と書いたのは体験からの感想でしたが、こうして条件を読むと、放置してはいけない理由のほうが先に存在していたと分かります。

この2件を読んでから、私は自分の点検を曜日で固定しました。毎週日曜の朝に10分、稼働中かどうかと建玉の有無だけを見る。週1回でも開いていれば、静かに止まったまま1か月過ぎる事態は起きません。逆に言えば、曜日を決めないと私は開きません。独立して2年目に入っても、そこは変わりませんでした。

会社員だった頃の私なら、たぶんこの重要事項を開かずに始めていました。長いし、堅いし、読んでも分からない気がする。読むようになったのは、収入が読めなくなって、想定外を一つでも減らしたくなったからです。今は、始める前に「どういうときに動かなくなるか」だけは必ず探すようにしています。動くときの説明はどのサービスも丁寧ですが、動かないときの説明は、たいてい後ろのほうに畳まれています。

約定はずれる

止まる条件の隣に、もう一つ書いてありました。自動売買管理サービスを利用して発注した場合、ストラテジーの利用者の状況により発注タイミングが異なる場合等があるため、約定時間や約定価格等が異なる場合がある、と。

同じストラテジーを同じ日に動かしても、自分と他人で結果がそろうとは限らない。当たり前といえば当たり前ですが、明記されているかどうかで安心感が違います。書いてある会社のほうを、私は信用したいです。

ランキング画面に並ぶ成績についても、同じ趣旨の注記がありました。あれは売買サイン生成時の価格をもとにした過去の試算で、スワップポイントは加味されていない。グラフの傾きは、私がこれから引き受ける損益とは別物だと考えておきます。

止まったことに、どう気づくか

条件を読んだあとに残る宿題は、これです。止まるのは分かった。では、止まったことにどうやって気づくのか。

厄介なのは、2件のうち後者の引き金を、自分で引いたと自覚しないまま踏める点です。売買サイン以外の決済で稼働停止になる、という条件には、手動だけでなくロスカットも並んでいます。ロスカットは自分で押すものではありません。相場が動いて条件に触れれば、こちらの意思と無関係に決済が入り、そのストラテジーは降りる。つまり「何もしていないのに止まっている」状態が、仕様として起こりえます。

ここは公式の記載ではなく私の推測ですが、もう一つ気をつけたいのが、複数のストラテジーを同時に動かせる点です。3本動かしていて1本だけ止まったとき、画面全体はまだ動いて見えるはずです。全体が止まれば気づきます。部分的に欠けた状態のほうが、目立たない。稼働数だけを眺めていると取りこぼす気がしています。

だから、さっきの日曜の10分で何を見るかというと、要するに稼働本数と建玉の一致です。動いているはずの本数と、実際に稼働中と表示されている本数がそろっているか。ずれていたら、そこで一度手を止めて理由を探す。残高や損益を確かめるのは、そのあとで十分でした。

止める判断を人間側で持つ、と以前は書きました。今回読んで分かったのは、止まったことに気づく役目も人間側にあるということです。自動売買が肩代わりしてくれるのは発注までで、稼働しているかどうかの見張りまでは含まれていません。

費用の書かれ方を、そのまま並べる

お金の部分も写しておきます。公式には、シストレセレクト365は売買手数料0円、サービス利用料金は初回のみ税込990円で利用できる、とあります。重要事項の費用欄でも、助言報酬は990円(税込)で初回のみ、という書き方です。

ただし、これで全部ではありません。同じページに、取引コース所定の手数料は別に参照するよう案内があります。土台が東京金融取引所のくりっく365である以上、取引所側の手数料が別に存在します。会社サイト共通の注記によれば、くりっく365の通常銘柄では1枚あたり最大1,100円(税込)、ラージ銘柄では1枚あたり最大で11,000円(税込)。くりっく株365では1枚あたり最大4,400円(税込)とされています。

項目公式の記載
売買手数料(サービス側)0円
サービス利用料金(助言報酬)初回のみ税込990円
取引所側の手数料取引コース所定の手数料が別途。くりっく365の通常銘柄は1枚あたり最大1,100円(税込)
取扱い通貨ペア米ドル/円、ユーロ/円、英ポンド/円、豪ドル/円の4通貨ペア

並べ直すと、負担は2階建てです。1階がサービス側で、売買手数料0円に初回のみ税込990円。2階が取引所側で、くりっく365の通常銘柄なら1枚あたり最大1,100円(税込)。同じくりっく365でもラージ銘柄は1枚あたり最大11,000円(税込)で、通常銘柄の10倍の水準です。990円という数字だけを見て全体のコストを判断すると、2階の存在が抜け落ちます。

この表は、私が公式ページから拾った項目を並べただけのものです。金額も取扱いも改定されます。申し込む時点の内容は、必ずフジトミ証券の公式ページで確かめてください。

仕様は、始める前に自分で読む

上に並べた条件は、私が公式ページと重要事項から写した執筆時点の内容です。止まる条件も費用も、あとから変わります。下はフジトミ証券のシストレセレクト365の案内です。動くときの説明だけでなく、動かなくなるときの条件まで、自分の目で最後まで読んでから決めてください。増やすことを勧めるものではありません。(PR|本リンクは広告です)

フジトミ証券 シストレセレクト365

複数動かすと、両建てになることがある

もう一つ、実務で効きそうな記載がありました。同じ銘柄で異なるストラテジーを稼働させる場合、両建てになることがある、というものです。分散したつもりが、片方の買いと片方の売りで打ち消し合う。公式にはリスク分散の効果が期待できる一方で、相場の状況によっては想定以上の損失となる場合もある、と両論が書かれています。

ストラテジーを増やすほど安心、という直感は、ここで一度止めたほうがよさそうです。私は裁量のほうでも、ポジションを増やすと状況を把握しきれなくなる性格だと分かっています。その顛末は含み損で眠れない夜に決めたFXの量に書きました。自動でも、たぶん同じことをやります。

クーリング・オフと、その後

やめるときの条件も見ておきました。この自動売買管理サービスはクーリング・オフの対象で、クーリング・オフで契約を解除する場合、支払った助言報酬は全額返金されます。一方、クーリング・オフ期間の経過後に解約する場合、事前に支払った助言報酬の返金はありません。

金額としては初回のみ税込990円ですから、返る返らないで生活が揺らぐ話ではありません。それでも、入口と出口の条件をそろえて確認しておくと、始めるときの気持ちが落ち着きます。出口を知らないまま入るのが、私はいちばん苦手です。

まとめ|止まる前提で、見にいく

読んで残ったのは、この一行でした。稼働していたストラテジーは稼働停止となり、再発注は行われません。自動売買は、止まらないから自動なのではなく、条件を満たせば止まるものとして設計されている。だとすれば、放置ではなく点検が要ります。前の手記で私が体験として書いた「目を離さない」は、感想ではなく仕様への対応でした。

始めるかどうかは、それぞれの資金と生活次第です。私からは、余剰資金の範囲を超えないことと、止まっていないかを確かめる曜日を決めておくこと。この2つだけをお勧めします。資金の枠については脱サラ後、FXはいくらから始めた?余剰資金の決め方、口座を比べる軸は脱サラ視点でのFX口座の選び方に書きました。条件は変わります。ここに書いた内容は執筆時点のもので、申し込む前には必ず公式ページで最新の記載を確かめてください。

参考にした一次情報は次の3ページです。フジトミ証券「シストレセレクト365」/同「手数料とサービス利用料金」/同「取扱い通貨ペア」。

確かめる曜日を、先に決める

自動売買を始めるなら、口座より先に決めておきたいことが2つあります。入れるのは余剰資金の範囲だけ、という上限。そして、止まっていないかを見にいく曜日。週に一度でも画面を開く約束を自分としておけば、静かに止まったまま何週間も過ぎる事態は避けられます。心理の側の話は自動売買は「眺める口座」で試したに書いています。

あ
あおい
脱サラしてフリーランスになった元・会社員。独立後の収入の波と向き合いながら、FXとは依存しすぎない距離で付き合っています。煽らない・大きく見せない・自分の失敗も書く、を心がけて手記を残しています。

FX(外国為替証拠金取引)は為替相場の変動により損失が生じるおそれがあり、預けた証拠金を上回る損失が生じる可能性があります(元本保証はありません)。レバレッジ効果により、預けた証拠金を超える損失が発生するおそれがあります。自動売買であってもリスクがなくなるわけではなく、相場急変時には損失が拡大する場合があります。ストラテジーの過去の運用成績は将来の運用成果を保証するものではありません。脱サラ・独立にも収入が途絶えるリスクがあり、本記事の内容は結果を保証するものではありません。本記事は情報提供および筆者の体験の記録を目的としたもので、特定の取引や口座開設を推奨するものではありません。最終的な判断はご自身の責任で行ってください。掲載内容は執筆時点(2026年8月)の一般的な情報であり、各社の最新の条件は必ず公式の情報源でご確認ください。本サイトはアフィリエイト広告(成果報酬型広告)を利用しています。